『ローカイドプロセス』は、主にセラミックコーティングに使用するプロセスで、より皮膜が緻密になります。
融点が1600～2500度と極めて高く、化学的耐性および耐食性が優秀です。
また、どのような寸法および型にでも溶射可能です。
特長
加工手順Thermal spraying
主に新規作成から行ないます。
製品によっては再生も可能ですが、再溶融中全体が1000度以上になり歪みが発生しますので、部品全体の加工しろを残して溶射します。
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01素材
02アンダーカット
溶射部分を要求される厚さだけ切削します。
03溶射
必要材料を溶融噴射します。
この時の素材温度は150度以下です。
04仕上げ
特殊グラインダー仕上げを行ないます。
| 材料 | セラミックス粉末を棒状に固めたもので、材料の種類も限定されます。 |
|---|---|
| 皮膜厚さ | 0.1～0.3mmt |
自溶合金の化学成分（JIS H 8303）
| 種類 | 化学組成 | 特徴 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZrO2 | Al2O3 | SiO2 | Fe2O3 | Ti2O2 | NaO2 | Cr2O3 | MgO | CaO | ||
| ローカイド[A] (Aluminum Oxide) |
- | 98.55% | 0.58 | 0.10 | 0.04 | 0.31 | - | 0.23 | 0.19 | 高純酸化アルミのコーティングで硬度が高く、凡ゆる酸化物中最も強度が高く且つ熔射膜が可撓性に富む |
| ローカイド[ZS] (Zirconium Silicate) |
64.12% | 1.42 | 33.22 | 0.14 | 0.19 | 0.07 | - | - | 0.57 | 珪酸ジルコニウムのコーティングで、ローカイド”A”より稍々密度が高い珪酸分含有量が高いため気孔の約半分が密閉気孔で浸透率が低い。 |
| ローカイド[Z] (Zirconium Oxide) |
94.57% | 0.63 | 0.33 | 0.33 | 0.39 | 0.02 | - | - | 3.73 | 安定ジルコニヤのコーティングで、密度は[A]及び[ZS]よりも高いが、気孔率は同じ、耐火度が高く熱伝率が低いので優れた断熱材となる。 |
| ローカイド[C] (Chrome Oxide) |
10～30 | 3.7% | 5.6 | 0.27 | - | - | 90.0 | 0.11 | - | 酸化クロームのコーティングで気孔率が極めて低い。 |
他の溶射技術Thermal spraying
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